★デジタル情報革命とNPO
日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJapan)の目指すもの
日本サスティナブル・コミュニティ・センター
http://www.sccj.com
info@sccj.com
社会制度の箍がはずれる
★20世紀の常識
・
糸電話とバケツリレー
・視覚障害者=点字
・資源=石油(その昔は金)
・大量生産、大量消費
・開発over環境
・福祉国家、社会主義の終焉
★21世紀とは
・高齢化、デジタル情報時代
・「知」の時代
・「人財」の時代
・未来は自分で作るもの
★本間語録(1999年第1回NPO学会より
・NPO 新時代
価値の多様化 (誰にとっての公共性?)
相互依存と競争(公・民・NPO、NPO間)
アカウンタビリティ 精神の高邁性と癒し
★SCCJapan
・設立:1999年1月17日
・ NPO: not-for-profit
↓
New Powerful Opinion;
Networked Personal Option;
New Personal Opportunity
・資本:知のネットワーク
・目的:デジタル情報化時代の福祉、経済、環境の融合による持続可能な循環自律
型コミュニティの形成
・キーワード:デジタルを縦軸に、社会性を横軸に、なだらかな雇用の創出を図る。
・運営:バザールの主催者
・事業計画(1999年): http://www.dsneo.co.jp/scc/99plan.html
★事業実績
・1999年5月8日 音声リーダーによる情報のバリアフリー「視覚障害者用インターネット講座」
http://www.dsneo.co.jp/scc/news/p1999_5_6.html
・1999年4月1日 在宅者のためのインターネットの出前「デジタル・コミュニケータ出張コー
ス」 http://www.dsneo.co.jp/scc/news/p1999.4.19.html
http://www.dsneo.co.jp/scc/asny.html
企画
・「デジタル・コミュニケータ事業」 http://www.egg.or.jp/soajhome/award2k.htm
・「オンライン・ドキュメント事業」
・「PCアップサイクル」 http://dsneo.co.jp/scc/pc/upcycle.html
★PCアップサイクルとは
・100万台の、21世紀型リサイクルPC「PCアップサイクル」を、障害者、高齢者、小・中学生に。
クライアントモデル:@10,000~30,000円
サーバモデル :@30,000~100,000円
・在宅者、障害者などが、蘇生、講習(デジタルコミュニケータ)をおこない収入を得ることで、「なだらかな雇用」の創出をはかる。
・1台のPC毎に、PC提供者、蘇生者、運ぶ人、セットアップする人、使用者等のチェーンのように形成されて行く「チェーン・コミュニティ」をWebを通して交流できるようにし、あらたなコミュニティを形成する。
★5年後に、リサイクル品として発生する台数
・国内PC出荷台数
出展:社団法人 日本電子工業振興協会 http://www.jeida.or.jp/index.html
|
国内PC総出荷台数 |
内 デスクトップ |
内 ラップトップ |
1998年度 |
753万8千台 |
397万2千台 |
356万6千台 |
1997年度 |
685万1千台 |
383万4千台 |
301万7千台 |
1996年度 |
719万2千台 |
464万3千台 |
254万9千台 |
1995年度 |
570万4千台 |
404万6千台 |
165万8千台 |
1994年度 |
334万8千台 |
220万5千台 |
114万3千台 |
1993年度 |
238万2千台 |
154万1千台 |
84万1千台 |
1992年度 |
176万6千台 |
112万4千台 |
64万2千台 |
1991年度 |
190万3千台 |
126万1千台 |
64万2千台 |
1990年度 |
206万6千台 |
147万9千台 |
58万7千台 |
1993年 :Windows3.1 のリリース
1995年11月23日 :Windows95 のリリース
1998年 3月25日 :Windows98 のリリース
★インターネットの家庭への普及率
・米国:30~40%
米国の家庭におけるパソコン普及率が1999年1月時点で遂に50%
調査会社 Odyssey社 MAR 22,1999
http://www.businesswire.com/webbox/bw.032299/190810201.htm
・日本:10~20%
郵政省「平成10年度通信利用動向調査」(平成11年3月)
http://www.icr.co.jp/newsletter/trend/data/1999/d99002.html
★Market Penetration of Home Computers and
Related Products
(Percent of U.S. Households)
図
Business Wire's
http://www.businesswire.com/webbox/bw.032299/190810201.htm
★インターネットの利用状況
(日本)
図
出典:郵政省「平成10年度通信利用動向調査」(平成11年3月)
★PCアップサイクル
・大量のPC廃棄
1995年出荷された570万台のPCは5年のリースが今年終わり、PCが大量に廃棄される。
今後、毎年、更に大量のPCが廃棄される。(性能は、年々向上していく)
・低いインターネットの普及率
家庭のPC普及率は10%代と低く、特に高齢者・在宅者への普及が低い。
・蘇生PC
インターネット端末に特化
旧式PCにLinuxとWeb、メーラ、ユニバーサルデザイン機能を搭載(機能限定するので、性能は十分)
・ユーザ
100万人の障害者、高齢者、小・中学生などのローテク・ユーザへ安価で提供
★なだらかな雇用
・蘇生者:有償サービス
全国の在宅者、授産施設、障害者、学生、SOHO、・・・
流通倉庫の経費も蘇生費に含まれる
・出張講習:有償サービス
デジタルコミュニケータの出張インターネット講座
★チェーン・コミュニティ
・顔が見える
一台のPCそれぞれについて、利用者、提供者、蘇生者、配送者、セットアップ者…のお互いの顔が、Webを通じて見えるようにする。
・コミュニティの形成
参加者の質の向上、利用者の自律性の向上をはかりつつ、コミュニティの形成がおこなわれる。
このコミュニティは、将来、緊急発生事態が生じたときに、非常に大きな役割を持つことになる。
・2次的ビジネスの誘発
100万人のチェーン・コミュニティから、将来、eビジネスなどの2次的産業が誘発される。
★研究・開発
・ディストリビューション・パッケージの開発
インターネット端末としての簡単インストール機能
ハードウェア設定情報 (IRQ, I/O
アドレス, DMA, 等)
プロバイダ情報
?
・チェーン・コミュニティ運営システム
コミュニティが栄えることがビジネスにつながる構造を作る。
全国の蘇生在宅者を、ひとりひとりは家業的でも、インターネットにより、エンタープライズ的企業とする。
効率的な在庫管理・物流システム
・エンターテイメント
喜んでPCを提供したいというフレーム作り
インセンティブの提供
企業ブランドの知名度向上
3台に1台は、提供者が利用者を決定:父の日・母の日・敬老の日・誕生日プレゼント
300台で1台、最新PCを提供者に抽選で提供
・音声サービス
音声リーダ
音声認識
MP3
などを利用した高齢者向けサービス
(視覚障害者に特化するとマーケットが狭くなる)
参考資料
★オープン・アーキテクチャ時代の社会システム
・Linux
伽藍とバザール(The Cathedral and the Bazar)
http://red.glocom.ac.jp/~ikeda/fs/cathedral-j.html
Eric S. Raymond 著 山形浩生 YAMAGATA Hiroo 訳
・オープンソースムーブメント
協働の時代――オープンソースが予言する未来の社会システム
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/interview/990413/body_01.html
対論:國領二郎《慶應義塾大学 Keio Business School 助教授》と
渡辺保史《ジャーナリスト》
★経営戦略としてのオープン・アークテクチャ
http://red.glocom.ac.jp/~ikeda/wp/kokuryo1.html
慶応義塾大学ビジネス・スクール
國領二郎
★データベース無料公開、専門家から市民への拡大 (岡部一明レポート)
・ U.S. Code 米国法典(http://law.house.gov/usc.htm)
・連邦規則法典 Code of Federal Regulations
・連邦報 Federal Register(http://www.GPO.GOV/su_docs/aces/aces140.html)
・企業情報のデータベース EDGAR(http://www.sec.gov/edaux/)
・米国統計概要 Statistical Abstract of the United States
・競争入札情報 CBDnet(http://cbdnet.access.gpo.gov/)
・原発、エネルギー情報(http://www.nrc.gov/)
・TRI(Toxic Release Inventory) 有害物質廃棄総録(http://www.rtk.net/)
・メドライン(Medline)
などなど
・図書館でのインターネット提供
全体で60.4パーセントが館内の公共端末で一般市民にインターネット・アクセスを提供。
大都市図書館の30.3パーセントが館外からのモデム接続による(プロバイダー型の)インターネット接続提供。