2005年 12月 2日
(金)
13時00分〜
【京都研究会2005】
第7回 京都研究会2005
私たちのまちに安全・安心のネットワークをつくる
〜ICTは防災・減災のまちづくりに何ができるのか!〜
2005年12月2日(金)13:00〜 場所:京都市国際交流会館
【開催趣旨】
大規模な自然災害に対して、私たちの暮らしやまちを守るためには、様々な努力が必要とされますが、その防災の基盤として、情報通信技術の発展とそのネットワークの整備が重要度を増してきているように思います。
「第7回 京都研究会2005」では、ICTによる防災・減災の可能性を、多面的に検討したいと考えています。
私たちは日々の暮らしの中で様々な災難にあう可能性があります。特に多くの市民が直面しているのが、自然災害です。発生の確率が高いとされる東南海地震、このところ毎年上陸し猛威を振るう台風、これらが引き起こす火災や水害など、国内外の自然の猛威は都市化した現代社会を崩壊させるほどの威力を持っています。
そして、しばしばこうした災害の被災者や犠牲者の中には、高齢者や障がいのある人、子供、外国人といった社会的弱者も多いのです。
まずは災害を未然に防ぐこと、また仮に万一被災するとしても災害時にその被害を最小限にとどめること、そして災害後のスムーズな救援や復旧を実現することが、多くの市民の願いでしょう。つまり、みんなが、災害に弱いまちから災害に強いまちに変えて行くこと、そして誰でもが災害から逃れられる、あるいはまたすばやい救援や復旧が行われることを、望んでいるのです。
そのためには、大規模な公共事業が必要ですし、土地利用や住宅のあり方、防災体制や救急体制整備も厳しく問われなければなりません。しかしそうした整備には時間もかかりますし、これら国や自治体を中心にした活動でできることには限界もあります。むしろ、市民自身が防災や減災に努めること、そのための準備を日常から怠らないことが重要です。そうした市民の活動には、人と人のつながり、ヒューマンネットワーク、そして災害にかかわる情報が必要です。
いいかえれば、災害に際して、市民が行動を起こすことができる、その活動を支える基盤が必要なのです。
情報通信技術の発達とネットワークの整備は、不十分とはいえ災害の予測や被災の状況を明らかにし、多くの人々にその情報を伝えることを可能にしつつあります。その活用はまだ始まったばかりですが、近年の災害時やその救援においても、大きな力を発揮しています。
第6回京都研究会では、防災や減災のために、こうした情報通信技術に何ができるのかを探り、これまで蓄えられてきた人々の災害に対処する知恵を組み合わせてみることで、災害に強いまちづくりや災害に強い市民づくりの検討を進めてみたいと考えています。私たち市民が、自ら、いつ遭遇するかわからない災害に対する備えを行い、そして災害発生時に、なすべきことは何なのか、何が出来るのかを知り、行動することが重要です。そのためには、過去の事例から多くを学ぶことも大切です。それを踏まえた上で、防災や減災を実現するために、新たな情報通信基盤の可能性を探り、行政でできることや民間でできることを明らかにし、市民自身にできることや市民による安全・安心のヒューマンネットワークづくりを展望してみたいと思います。
真に「安全・安心なまちづくり」を実現していくための重要なステップとするべく、 第7回の京都研究会を開催します。多くの方々のご参加をお待ちしております。
(SCCJ代表理事 新川達郎)
【日時】
2005年12月2日(金)13:00〜
〜3日(土)まで、京都研究会恒例の車座、朝までトーク!
【場所】
昼の部:京都市国際交流会館イベントホール
夜の部:京都市国際交流会館和風別館、および研修室
押小路通東洞院 京町家「庵」
【主催】
特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)
※お申し込み方法、内容、プログラムの詳細は追ってご案内申し上げます。
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この予定は NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター にて作成されました
http://www.sccj.com