報告 2000年9月19日 エコミュニティ研究会 〜地域通貨〜
掲載日時 2000-9-19 15:11:00 | トピック: レポート
| 講師 山口 洋典 (大学コンソーシアム京都)
●地域通貨の定義 信用と信頼によって担保された自助を促進させる媒体。 国内通貨に代わってお互いの財やサービスを交換する。
●現在の地域通貨の数 世界に2000以上
●地域通貨の形態 大福帳、コイン、紙幣 ※大福帳…−のストックを0に近づける。報告義務がある。 例)ピーナッツ(千葉)
●地域通貨の特徴 (1) 信用の創造 お金がお金をうまない。利子が利子をうまない。⇒利子をつかないようにする。負の利子がつく場合が多い。 負の利子:地域内での通貨流通の促進(地域経済活性化) (例:月に5%ずつ額面が下がる) (2) 地域での限定性 例:米国イサカ市では20マイル内のみ流通可能
●発行要因 (1) 不況時の失業対策(ex:世界恐慌) ⇒国民通貨の代用ではなく補完として (2) 特定のコミュニティの創造と維持(再構築) ⇒コミュニティが【つながる、まとまる、ひろがる】 (3) シャドウワークの顕在化 ⇒社会的弱者のためのオルタナティブ(もう一方の通貨)の導入 (暮らし方、生き方を考え直す、新しい暮らし方)
●効果:人が【つながる、まとまる、ひろがる】 シャドウワークの評価 売り手市場でなく買い手市場 目的・用途・地域の限定性⇒つながりができる 相互扶助システム⇒会員同士で財、サービスを自発的に取引をしあう。
●地域通貨と兌換性 ・存続性のために兌換性を持たす。(広げるため) ・兌換性は必要か? ・ストック(場←人が集まる) ⇒利子がつく(円):利子がつかない(地域通貨) 使う場:稼ぐ場
|
|