2004年5月21日に、『ベンチャーの社会起業的広報戦略はどうあるべきか』と題して県有会を開催致します。
『次の生き方 エコから始まる仕事と暮らし』
---京都嵯峨野の1,000坪のアイトワガーデンにて---
★講師:森孝之氏
【お申込みの受付は終了致しました】
参加人数が定員に達しましたので、お申込みの受付は終了させて頂きました。
たくさんのお申込みありがとうございました。
『地域情報化と地域アイデンティティ −受信者の属性と利用メディアの地域比較−』
日時:2004年3月23日(火曜日)
講師:藤本昌代氏(同志社大学文学部社会学科 専任講師)
□ はじめに
1999年、2000年に行なった、地方自治体と地方議員、有権者というそれぞれの立場から見た自分たちの地域に対する思いや中央との関係のデータを用い、地域の情報化についてまとめた報告書の一部をご紹介させていただく。
□ 情報リテラシーの格差
平成10年度の通信白書には、地域情報、特に電子ネットワークとかIT化が進めば、地域の情報はいろいろな人に共有されると書いてあった。その当時の情報リテラシーは情報機器の操作能力を指していることが多かった。
また、通信白書に掲載されているソフトに関する行政サービスの充実度を見ると、近畿地方は非常にサービスの充実度が高いと言える。
ここでは情報を取得する人々を類型化し、以下の4つのタイプに分けている。いわゆるエンターテイメントの情報を取ること以外はまったく関心を示さない娯楽型。時代の先端的なファッションや流行の音楽を楽しむことには関心があるけれども、社会情報には関心が薄い私生活情報型。年金などの生活に役立つ情報に関心を示す生活情報型。政治経済、外国と日本の関係とか、多様な世界情報を欲す社会志向型である。この中で、地域の行政に関心をもつ層は生活情報型と社会志向型であり、地域情報を取得する人たちは地域アイデンティティに関わる項目の相関が非常に高いというデータがある。
□ 受信者と発信者のチャネルの齟齬
パソコンができる人は近所に聞かずに、インターネットを用いて自分ひとりで情報を収集するので、結局、地域情報化が進むことによって、人に関わらずに情報を得ることになるのではないかとジレンマを感じている。
結論として、地域情報化政策の進度と地域アイデンティティの項目との相関性はなかった。地域アイデンティティを構成している要素は多元的であるため地域情報化政策が地域アイデンティティを高める効果があるとは言えない状況である。しかしながら、地域情報を取得しようとする人は地域アイデンティティ項目と相関があった。
(質疑応答)
○質問 ライフスタイルは行政区とそもそも一致しないので、むしろ沿線別にやっていかないと有意な結果は得られないと思うが、どうだろうか。
○藤本 マーケティングという意味では、エリア別であれば有意な結果が得られると思う。しかし、この調査は政策による地域の情報化が地域アイデンティティにどのような効果をもたらすかを見ようとしたものであり、商業ベースのエリアを対象にしたものではない。この報告のテーマは、チャネルと受信者の齟齬を常に見ていかないといけないのではないかということを理解してほしい。
より詳細な研究会レポートを、SCCJ会員向けページに掲載しております。
エコミュニティ研究会
『地域情報化と地域アイデンティティ
−受信者の属性と利用メディアの地域比較−』
●日時:3月23日(火曜日)午後6時半〜午後8時半
●会場:三条ラジオカフェ
(京都市中京区三条通御幸町角1928ビル1階)
電話: 075-229-7670
地図:http://www.radiocafe.jp/c_shoukai/c_map.html
★講師:藤本昌代氏
同志社大学文学部社会学科 専任講師/
同志社大学ITECファカルティフェロー/
独立行政法人 経済産業研究所ファカルティフェロー
地域情報化が進んでいるところほど、
地域内でのコミュニケーションが薄い?
地域情報満載のポータルサイト構築は見果てぬ夢でしょうか。
社会学的に地域情報化を見た興味深い事実の数々。
皆様のご参加お待ちしております!
【藤本さんからのコメント】
5年前、通信白書には、地域情報化が進めば、地域の情報が
手に入りやすくなり、人々の地域に対する愛着は高まると
予想されていました。ところがなかなか意図通りになって
いないのが現状のようです。この問題を情報発信者と受信者
のコミュニケーションチャネルの齟齬という視点から分析しました。
地域情報取得者の属性と情報取得メディアの関係、
地域アイデンティティ指標と地域情報化指標との
関係などをお話します。たとえば、地域情報を欲している人が
よく使うメディアは広報誌やミニコミ誌であり、インターネット接続が
できる人は、全国区の新聞、TVしか見ない傾向にあるようです。
他にも地域への愛着と電子メディア利用の関係など、
いくつかの視点から地域情報化と受信者の関係を見ていきます。
【藤本昌代氏略歴】
http://www.rieti.go.jp/users/fujimoto-masayo/
行政に関わる研究は、1995年〜2000年に行政官のライフ
コース調査、1998年〜2001年に地方自治体研究会に参加し、
地方議員、地方自治体、有権者調査を行っている。
2001年に企業内コミュニケーションにおける実名電子
ネットワークコミュニケーションと対面コミュニケーションの
関係性について研究。主な研究分野は産業社会学、
組織論、情報社会学。現在は、研究者・技術者の組織、
地域クラスター、産学官連携などをテーマに研究。
博士(社会学)。
●参加費:SCCJ会員、基地局オーナー、学生 無料
その他一般参加者 2,000円 (当日会場でお支払いください)
●お申し込みは、ファックスでも受け付けております。
※ファックスの送信先075-257-3778
(氏名/所属団体/電話/ファックス/電子メールをお知らせ下さい)
※ご質問、お問い合わせは、SCCJ事務局 info@sccj.comまで
さあ、春です。奈良のお水取りが終わると
関西は一気に春。
この春、みあこネットレポータとして
まちに出かけませんか。
個人の情報発信能力を高める。
そのためのきっかけづくりとして
みあこネットレポータになってみませんか。
それには今一番ホットなウェブログをマスター。
京都でもウェグログ関連の会社が急上昇。
「はてなダイアリー」
http://d.hatena.ne.jp/
ドリコム
http://www.drecom.co.jp/index.html
みあこネットレポータになると、ウェブログをマスターでき、
みあこネットのレギュラーアカウントがもらえたりと、
メリットいっぱい。
★みあこネットレポータ用「ウェブログ講座」
(3月16日、30日 2回連続講座 午後6時から8時)
■場所:SCCJオフィス(中京区小川通六角下る元本能寺町376)
TEL:075-257-3777
http://www.sccj.com/20010119sccjmap.html
地下鉄烏丸線四条駅または阪急京都線烏丸駅下車
22番口・24番口より徒歩10分
小川通を南に下がって、東側3軒目の町家
みあこネット・インテルののぼりが目印です。
■必要なもの:
・ご自身のPC(みあこネットを利用してインターネット
にアクセスするため、PCには無線LAN機能が必要です。)
・メモ、筆記用具
■応募資格
メールやインターネットで閲覧ができる人なら誰でも
*今回は、3月17日、18日開催されるケータイ
国際フォーラムでみあこネットレポータとして動ける
方を優先します。
■参加費:無料
■定員:5名
■講師:SCCJ隅岡、小室
【第1回】 「みあこレポーター集まれ!」
■日時:2004年3月9日(火)午後6時から午後8時まで
■場所:SCCJオフィス
★第1回内容:「そもそもウェブログってなに?」
ブログの基礎知識、ウェブログに対して記事を書いてみる、
コメントを書いてみる、みあこネットを利用して外出先から
ウェブログを利用するなど、ウェブログに関する初歩知識の
得がメインです。
講座の後半は皆さんと手を動かしながらワークショップを
行います。
参加いただくと、みあこネットのホームページに新しい
記事を記入する資格が得られ、みあこネットのレギュラー
アカウントを入手することが出来ます。
【第2回】 「これであなたもみあこレポーター!」
■日時:2004年3月30日(火)午後6時から午後8時まで
■場所:SCCJオフィス
★第2回内容:「ウェブログ活用術」
ケータイ国際フォーラムでの実践を踏まえ、みあこネットリポートを
アップしながら、アクセシビリティに配慮したウェブログ活用術を学びます。
●お申し込みは、以下のフォームもしくはファックスにて受け付け
ております。
http://www.sccj.com/cgi/ecommunity/form.html
※ファックスの送信先075-257-3778
(氏名/所属団体/電話/ファックス/電子メールをお知らせ下さい)
※ご質問、お問い合わせは、SCCJ事務局 info@sccj.comまで