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お知らせ : 2002年11月2日(土)携帯テレビ付端末を利用しての歩行ガイド支援の可能性を探る
掲載日時: 2002-10-17 17:49:00 (78468 アクセス)

アクセスホットラインサービス実証評価事業
『携帯テレビ付端末を利用しての歩行ガイド支援の可能性を探る』
第一回目 2002年11月2日(土)

視覚障害者がカメラで自動販売機を映し、電話でつながっている晴眼者が、どんな飲み物が並んでいるかを説明し、視覚障害者は選びたい飲み物のボタンの位置を晴眼者の説明を受け確認し、自分でボタンを押し飲み物が買うことができます。遠隔で障害物や車に対する注意、道先案内等ができれば、ガイドヘルパーの助けなしにいつでも好きな時に視覚障害者が外出できます。現在、このような視覚障害者の為のコミュニケーションマシンとしての携帯電話を利用して歩行ガイド支援実験が行われています。

みあこネット(京都街中公衆無線インターネット)プロジェクトでは、現在利用者は無料で時間を気にせず24時間使えます。この環境を利用し、通信料金を気にしながらの善意のサービスだけでなく、広く商業ベースとして高齢者、障害者、観光客、在日外国人のための新サービスの開発を視野に入れ、このサービスを『アクセスホットラインサービス』と名づけ、大きく展開していきたいと考えています。

そこで、11月2日(土)は視覚障害者の為の街中ガイドサービスに焦点を当て、長谷川貞夫さん(テレサポート代表)をお招きして、ミニレクチャー、アイマスク歩行体験、既存技術体験評価を行います。障害者や高齢者の為のより良い福祉サービスに興味のある方、新規事業立ち上げをお考えの方など多角的な観点から、ぜひご参加ください。

●アクセスホットラインサービスとは
希望する人が携帯端末で画像や音声情報を、ホットラインサービスオフィスへ送り、スタッフが対応します。海外スタッフを配せば24時間体制でサービスが提供できる。視覚障害者、障害者、高齢者、観光客、在日外国人など、京都にいれば、どこにいても24時間、必要なときに直ちに遠隔で画像と音声でサポートを受けることが可能となります。
例えば以下のようなサービスが考えられます。
・視覚障害者→街中、仕事場、家庭などで、「目」の24H遠隔サポート          
音声ガイド事業としての新しいサービスの創出と雇用需要の発生
・観光客→ガイドサポート(道案内、文化歴史の解説、緊急対応)
これない家族や友達に景色を送る、安否確認            
海外観光客、国内の多言語滞在者への翻訳
・高齢者→ボイスによるコミュニケーションを引き金として人が動き集まる交流の活発化

●事業内容:試作品を元に、視覚障害者、高齢者に実際に利用してもらい、
1)障害者、高齢者サービス 
2)観光振興
3)産業振興 
の視点から実証評価をおこない、実用化の可能性を調査します。

●実施日程及び内容
第1回目 研修会、アイマスク歩行体験、既存技術体験評価
11月2日(土) 研修会13:30〜17:30、交流会 17:30〜
場所:God Mountain Internet Café (研修会、交流会とも)
(京都市中京区中之町新京極通四条上ル 電話・ファックス:075-213-7880)

●当日スケジュール
13:30 研修会 
『視覚障害者に対するアクセスホットラインサービスのよりよい次元を目指して』
・長谷川貞夫氏(テレサポート代表、社会福祉法人日本点字図書館 評議員
 元筑波大学付属盲学校教員)
・雷坂浩之氏(テレサポートNET事務局長、筑波大学付属盲学校教員)
*長谷川氏によるFOMAを使用した歩行実験事例発表と既存技術に関して意見交換を行い
ます。
15:00 新京極界隈でアイマスク歩行体験と既存技術体験評価
京都ライトハウスの高橋一夫さんの指導により、アイマスク歩行と実際のガイドヘルプ体験  をします。
また、EMONシステムを開発された(財)京都高度技術研究所研究員古村隆明さんに、
EMONシステムのデモをしていただき、FOMAとEMONシステムを使いながら歩行ガイドがどのくらいできるか基礎データを収集します。
16:45 研修会会場で評価結果発表、意見交換、次回までの課題の洗い出し 
17:00 終了
17:30 交流会

【参加費用】
・研修会 無料
・交流会 3,000円程度

【講師紹介及び関連URL】
◎長谷川貞夫氏(テレサポート代表、社会福祉法人日本点字図書館 評議員
  元筑波大学付属盲学校教員)
 ・テレビ携帯電話視覚障害者支援NET http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/
 ・2001年12月15日 コミュニケーションマシンとしての携帯電話の利用実態を報告
  TRONイネーブルウェアシンポジウム2002“TEPS2002”
  http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2001/12/15/print/632120.html
 ・3次元立体映像を手でつかむ視覚障害者のためのバーチャルリアリティ
  http://tron.um.u-tokyo.ac.jp/TRON/EnableWare/TronWare/enableware/47.html
 ・FOMAでの遠隔支援と同種研究 
  (アクセスホットラインサービスのリンク張ってもらっています。
   http://raiban.infoseek.livedoor.com/page014.html

◎雷坂浩之氏(テレサポートNET事務局長、筑波大学付属盲学校教員)
 ・ロービジョン児童・生徒の拡大視読教材作成方法の研究
  http://business1.plala.or.jp/fund2001/present/theme/0606.html
◎古村 隆明氏 ( (財)京都高度技術研究所研究員)
  http://www.lab1.kuis.kyoto-u.ac.jp/members/emon/
◎高橋一夫氏 (京都ライトハウス鳥居寮指導員)
  http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kyoto-lh/

●11月2日 申込
http://www.sccj.com/cgi/ecommunity/form.html もしくは 
ファックス 075-257-3778


●今後の予定
第2回目 11月下旬 
 ガイドマニュアルに沿った実証評価 (京都ライトハウス)
第3回目 1月下旬 
 みあこ環境の観光ルートを散策し、歩行ガイド実証評価 (高台寺界隈)


【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティセンター(SCCJ)
604-8244 京都市中京区小川通下る元本能寺376
E-mail info@sccj.com
TEL 075-257-3777 FAX 075-257-3778 
社会をいきいきと演出するなら SCCJ http://www.sccj.com
京都をライブ感覚で楽しむなら みあこネット http://www.sccj.com/miako

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