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報告 9月29日 「京都発 New Energy と持続型社会」
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レポート : 報告 2000年4月23日 民の力 倉敷の場合
掲載日時: 2000-4-23 15:00:00 (100971 アクセス)

1.日本のNPOについて
NPOのあるべき精神:制度のまえに組織・活動ありき日本のNPO実際は純粋に民間ではない。官庁の許可、監督を受けている。
∴日本のNPOは制度の桎梏にとらわれている。大原美術館は許可外のことをやっている。規模の小さいNPOではできない。

2.地方のパワーについて
◇日本の地方には歴史の面影残っている
地方には固有の歴史がある吉備:吉備彦 吉備平定のために派遣された司令官古墳の全長350m 吉備の王様はそれだけの力あった! …今から30年前までの解釈しかし造り山古墳(米子 壁画:白鳳時代)の方が古墳を造った時期早かった。現在は地方それぞれの歴史を見直している時期。


◇倉敷はどうか?
・かつて天領であった。
∴大名がいない。警察力がない。代官所の代官は善政をしないとやってゆけない(Build-in Stabilizer)備前岡山 池田藩姫路本家 善政
・13ファミリー 地主資本が支配税金安い。商人が流れ込む。
・天領デモクラシー



◇京都はどうか?
・地方のチャンピオンになれる
地方のチャンピオンになってほしい。東京覇権主義に唯一対抗できる。
・大阪ミニ覇権主義やっている。地方のチャンピオンにはなれない。
・京都は文化だけでなく、総合評価でも大阪よりも位は上!(cf. 伏見に銀座ある)



◇地方主権の時代
・来るべき明治維新に備え、地方独自の経済、社会システムをつくっていたよって明治維新(中央集権化)で全てはなくならなかった!
・首都は過去に2度歴史を捨てた。by梅棹忠夫
1回目:明治維新 幕藩体制の否定 歴史を捨て去る
2回目:第2次世界大戦
しかし地方では歴史・文化は脈々と生き続けている。地方は今こそ怒らなければいけない。
・地方こそが日本再生のカギを握っている。文化の蓄積地方にあり。

3.大原孫三郎と美術館
◇大原孫三郎
・大原美術館を始め様々な施設を設立。始めは福利厚生施設からスタート
倉敷病院
倉敷労働科学研究所
大原美術館
大原社会問題研究所
大原農業研研究所

・人を信頼したらとことん信じ込んでお金を貸す画家児島虎次郎に欧州で絵を買わせる
最初の絵:台形アマン・ジャンの絵日本人のまなざしで絵を選ぶ。1枚だけ他人が選んだ絵がある。 モネ:睡蓮の絵


◇美術館
・美術館:国威発揚のための手段 例)ナポレオン 略奪美術館
・アメリカの美術館
例)MOMA 新館建設計画中展示の仕方が革命的新たなロマンを模索中 例)ポールゲッティ美術館

・それに比べて日本の美術館は… 特に公立美術館はひどい!地方議会をなんとかすべき美術館の予算作成にも県議会の認可が必要。


4.まとめ
・新たなNPOだけでなく既存のNPO(財団法人 社団法人)も同様に真剣に考えなければならない。
・純粋なNPOパワーを引き出すには政府の許可を廃さねばいかないそのためにも民間NPOはlegitimacyが必要。きちんとしたガバナンスの体制をつくるべき。モラールコンシャスのある経営をすべき。
・地方分権ではない。地方主権を目指せ!

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