2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻の戦争事態は、人命を始め社会、経済、環境などに深刻な影響を世界中に及ぼしています。戦争による直接的な被害は、生命健康のみならず、食料や農業問題、資源エネルギー問題を招き、社会や経済、その歴史や文化にも及び、環境においても深刻です。
また日本でも物価高騰などに見られるように、その間接的な影響は大きくなっています。その一方では、この戦争を通じてICTの存在とその重要性が改めて認識されてきています。戦争それ自体がICTを基盤とする情報(処理)戦争の様相を呈していること、そして様々なネットワークを通じて、事態の深刻さや問題が即時に共有されること、そこにはフェイクなど情報の誘導や誤作動も指摘されるところです。こうした状況からは、戦争に直接関係しないところでもICTが否応なく私たちの日常に広がっていることがわかります。
今、私たちは戦争の影響だけではなく、感染症と共に暮らすことや気候危機への対処を、日々の生活の場から求めなければなりません。そのための糸口はICTにありますが、それを本当に私たち自身のために、すべての人々のために活用することができているのでしょうか。これら危機事態によって私たちは、ICTが社会の維持に大きな役割を果たしていること、未だその機能を十分に活用できていないことを認識し始めています。インフラを始めとする公共施設の維持管理、様々な公的サービスの提供、暮らしに必要な資源やエネルギーの管理など、私たちの社会の維持のためには、ICTをさらに進化させ機能させることが求められています。
第24回京都研究会は「変化する世界情勢と
ICT、これからの持続可能な地域社会」と題して、1月20日(金)にオンライン(zoom)で実施することになりました。
私たちが目指す持続可能な地域づくりに向けて、大きく変化する世界と日本の情勢の中で、ICTをさらに活用していくことを皆様とご一緒に考えたいと思います。多くの皆様のご参加を得て、京都研究会を盛り上げることができればと思っています。
SCCJ代表理事 新川 達郎
2023年1月20日(金) 13:00~
ログイン開始:13:00
第1部 研究会 |
※本研究会の現時点における下記の演者・演題名は、変更の可能性がありますことをご了承下さい。 |
13:00~13:05 |
開会挨拶:新川 達郎(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事) |
13:05~13:50 |
「EUの安全保障~ウクライナ戦争事態に対応して」 |
●講演:新川 達郎(同志社大学名誉教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事) |
●講演:原田 徹 先生(仏教大学社会学部公共政策学科講師) |
13:50~14:20 |
「(未定)」 |
●講演:隅岡 敦史(NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター理事)
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14:20~15:10 |
「持続可能な地域を支援するSNSプラットフォーム「xLife」のご紹介」 |
●講演:竹原 司 (インフォグリーン株式会社 代表取締役社長/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター副代表理事)
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15:10~15:25 |
休憩 |
15:25~16:15 |
「いよいよ始まる「医師の働き方改革」:DX活用の処方箋」 |
●講演:北岡 有喜 (社会医療法人 岡本病院(財団)理事/ 京都岡本記念病院 副院長/
NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問)
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16:15~16:50 |
参加者・演者を交えた総合討論会
『変化する世界情勢と ICT、これからの持続可能な地域社会』 |
●コーディネータ
新川 達郎(同志社大学名誉教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
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16:50~ |
閉会挨拶:竹原 司 (インフォグリーン株式会社 代表取締役社長/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター副代表理事) |
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、Zoom開催といたします。
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参加種別
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一般
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SCCJ個人会員,どこカル.ネット団体・企業会員および地方公共団体職員の方 |
参加費
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無料
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無料
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参加ご希望の方は下記担当宛てにメールをお送りください。Web会議のURL等をメールにてお知らせします。(ご不明点等につきましてもこちらまでお願いします)
特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)
どこカル.ネット担当 小川 info@dokokaru.net
特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)
● 主催団体について
1999年1月17日設立。コミュニティの情報化推進による、21世紀の人材育成、社会性のあるビジネスインキュベーション、緩やかな雇用の創出により循環型コミュニティの構築を行い、物心ともに健全で豊かな社会の形成を目指しています。
●お問い合わせ
京都研究会に関するお問い合わせ、また当日の取材に関するお問い合わせ。
TEL:075-645-7484, FAX:075-645-7488 info@dokokaru.net
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