今、日本社会は大きな曲がり角にあります。世界的には、中国経済をはじめとする新興経済の変調に大きく影響されるとともに、国内的には人口減少と縮退社会現象が顕著となっています。
東京一極集中は続いていますが、日本社会全体でみれば消滅可能性都市といった表現に端的に示されるように縮退社会の時代に入ることを余儀なくされているといえましょう。こうした危機的ともいえる局面にあって、持続可能な地域とその住民の暮らしのあり方を探求しようとするとき、ICTはさまざまな可能性を提供していますし、今後の大きな社会発展はICTによってもたらされることが期待されていると言えます。
とりわけ、個人番号制度による安全と信頼のできる社会づくりが進みはじめていますし、さらにIoTとAIの技術開発は従来の暮らし方やその社会の構造を組み替える可能性があります。そしてそれらを日常に活かす工夫を試みるハッカソンやオープンデータソン、そしてこれらのICT技術を活用したまちづくり地域づくりの実践として、テレワークやシビックテックが多様に展開されようとしています。ICTは、まさに今、袋小路に陥ろうとしている私たちの社会にとっては、その壁を盛り越える新たな可能性を開いていきつつあります。
第18回京都研究会では、「ICTが拓く持続可能社会」と題して、AI、IoT、シビックテック、安心安全を保障するICT基盤構築などを論じてこれからの社会の新たな展望を考えてみたいと思います。
SCCJ代表理事 新川 達郎
2017年1月27日(金) 13:00~
受付開始:12:00
第1部 研究会 |
※本研究会の現時点における下記の演者・演題名は、変更の可能性がありますことをご了承下さい。 |
13:00~13:05 |
開会挨拶:新川 達郎(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事) |
13:05~13:50 |
地域を支えるシビックテック |
●講演:新川 達郎(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
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13:50~14:15 |
医療機関におけるバリアフリー調査(仮) |
●講演:横田 健吾(NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター)
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14:15~14:40 |
IoTが拓く持続可能な農業 |
●講演:隅岡 敦史 (NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター理事)
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14:40~15:25 |
人工知能の現状と持続可能社会への貢献 |
●講演:竹原 司 (インフォグリーン株式会社代表取締役/株式会社デザイン・クリエィション最高顧問/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター副代表理事)
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15:25~15:35 |
休憩 |
15:35~16:25 |
ポケットカルテとマイナポータル ~マイナンバーカードの活用方法~ |
●講演:北岡 有喜 (京都医療センター医療情報部長/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問)
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16:25~16:30 |
ステージ調整 |
16:30~17:15 |
会場参加者・演者を交えた総合討論会
『ICTが拓く持続可能社会』 |
●コーディネータ
新川 達郎(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
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17:15~ |
閉会挨拶:竹原 司 (インフォグリーン株式会社代表取締役/株式会社デザイン・クリエィション最高顧問/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター副代表理事) |
閉会後~19:00 |
第2部 演者を交えた分科会(懇親会)
会場:2F「TSUMUGI」 |
※当研究会の問い合わせに関しては、会場ではなくSCCJ事務局(電話:075-645-7484)へご連絡ください。
場所:京都市国際交流会館
イベントホール、2F「TSUMUGI」
住所:京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1
電話:075-752-3010
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参加種別
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一般
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SCCJ個人会員,どこカル.ネット団体・企業会員および地方公共団体職員の方 |
第1部研究会のみ参加(13:00~) |
1,000円
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無料
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第1部研究会、懇親会(閉会後~19:00)
すべて参加 |
6,000円
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5,000円
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※単位:円(税込み表示)
※一般参加費の1,000円とSCCJの個人会員の年会費1,000円は同額ですので、参加費用としてではなく、
SCCJ個人会員としてお支払いされることをお奨め致します。
定員220名
特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)
京都府、京都市、京都新聞、ITコンソーシアム京都
● 主催団体について
1999年1月17日設立。コミュニティの情報化推進による、21世紀の人材育成、社会性のあるビジネスインキュベーション、緩やかな雇用の創出により循環型コミュニティの構築を行い、物心ともに健全で豊かな社会の形成を目指しています。
●お問い合わせ
京都研究会に関するお問い合わせ、また当日の取材に関するお問い合わせ。
TEL:075-645-7484, FAX:075-645-7488 info@sccj.com
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