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東日本大震災は、私たちの社会が常に大きな災害の危険にさらされていることを明らかにしました。また、その後の集中豪雨や台風は、これまでにないものであり、やはり大きな被害をもたらしました。いま日本全国で、これらの深刻な被災から立ち上がろうとする様々な試みが進み始めています。その中で私たちは、これからの地域づくりやまちづくりは、しなやかさや回復力のあるまち(Resilient Community)を目標にしていかなければならないと考えています。 大災害を通じて明らかになったことは、高度情報社会といわれてきた私たちの社会の情報基盤が極めて脆弱であったことでした。そしてそれ以上に問題だったのは、自然災害は致し方がなかったにしても、被災後における情報システムの回復力の弱さでした。被災者の生活再建を進めるにしても、効果的な被災地支援を進めるにしても、情報基盤の再生と、個人情報を含めた様々な生活・経済・社会・行政にかかわる情報を、効果的効率的にかつ安心・安全に活用できるようにすることが、大きな課題といえそうです。 私たち特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)は、これまでの10年間の活動の中で、情報通信の技術革新による持続可能な地域づくりを目指して活動を重ねてきました。これまでの京都研究会からは、情報技術を活用した様々なまちづくりの試みが始まり、大きく花開いたものもありました。 SCCJは、情報技術の革新と持続可能なまちづくりを様々な観点から進めてきましたが、そのなかでも特に重要な安心・安全な社会づくりのための研究会や関連する活動を重ねてきました。大規模災害に直面した今年は、私たちの活動の原点に立ち返り、改めて安心・安全な社会づくりに向けて、その基盤をどのように作っていけばよいのかを考えてみたいと思います。そのために、情報政策の最先端で活躍する方々においでいただいてお話しをいただこうと考えています。 加えて、今年の京都研究会は、私たちSCCJがNPO法人格を取得して10周年の記念すべき年における開催になります。情報通信技術によるまちづくりを目指したこの10年の間のSCCJの活動を振り返り、これからの10年に向けての展望を語り合うことも考えています。 盛りだくさんの企画になりますが、会員各位はもとより、ぜひとも幅広く多くの方々と、大災害に耐えるまちづくりを語り合ってみたいと思います。皆様のご参加をお待ちいたしております。SCCJ代表理事 新川 達郎
2012年1月27日(金) 13:00〜 受付開始:12:00
※当研究会の問い合わせに関しては、会場ではなくSCCJ事務局(電話:075-645-7484)へご連絡ください。 場所:京都市国際交流会館 イベントホール、2F「ルヴェ ソン ヴェール 岡崎」
※単位:円(税込み表示) 定員220名 特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ) 京都府、京都市、京都新聞社、ITコンソーシアム京都 ● 主催団体について○特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ) 1999年1月17日設立。コミュニティの情報化推進による、21世紀の人材育成、社会性のあるビジネスインキュベーション、緩やかな雇用の創出により循環型コミュニティの構築を行い、物心ともに健全で豊かな社会の形成を目指しています。 ●お問い合わせ京都研究会に関するお問い合わせ、また当日の取材に関するお問い合わせ。 |