第6回京都研究会2006
京都研究会2009-2010チラシのダウンロード
  • 2010年1月4日 ホームページの公開、ご参加の受付を開始しました!
  • 2010年2月1日 開催案内パンフレットをダウンロードいただけます。 
  • 第11回京都研究会は盛会のうちに終了いたしました!多数のご参加、ありがとうございました。

企画趣旨

2009年度の京都研究会は、いつもの年の12月ではなく、新年を迎えてからとなりました。時期は違いますが、基本的な考え方は例年通りです。この10年余りの間、SCCJは、持続可能な地域づくりを目指して活動を続けてきました。そして、その具体的な展望や方向を明らかにするために、毎年、テーマを掲げて、京都研究会を開催してきました。
 今年のテーマは『いま求められる食と医療とIT』です。SCCJの大目標である「安心安全なまちづくり」の実現のためには、生きるための基本的な条件である食と健康における安心安全をまず考えなければなりません。食の安全はこの何年かの間、重大な社会問題となってきましたし、保健医療も同様です。残念ながら、従来の市場経済システムでは食の安全は確実ではなさそうですし、同様に保健医療システムも安心といえるほどには完全ではありません。そうした問題意識から、今年は、食と医療の安心安全に焦点を当てて、当面の課題や方向を探ってみたいと思います。
 もちろん、SCCJは、これまで「安心安全なまちづくり」のツールとしてIT(情報通信技術)を活用してきました。今年も、安心安全の基盤としてのITを 一つの方法論として捉え、問題提起をしてみたいと考えています。
 さて、究極の「安心安全」が成り立つとすれば、その基本的な条件は、食であれ医療であれ完全な情報を人々が自分自身で把握している状態だと考えることができます。しかし現実には、専門家の知識や技術あるいは研究状況も不完全ですし、一人ひとりが蓄積し理解できる情報の範囲も限られています。とはいえ、ITはそうした問題を解決するてだてとしてある程度は有効だと考えることができますし、実際にそうした方向で活用が進んできました。
 たとえば、私たちが進めてきた「ポケットカルテ」の技術革新は、健康を守りたい人と医療機関の情報共有をスムーズに実現し、一人ひとりの状態に適切な予防や治療を提供することができると期待されています。そうした進歩は、多くの人の健康増進に大きく貢献することになるでしょう。
 食の安心安全も同様です。確かに話題のトレーサビリティや食品衛生、食品表示の正しさなど、まさに情報が生命線です。しかし複雑化した生産、流通、消費の連鎖のなかで、情報の不足や過剰、あるいは歪みや欠落は、今のところ完全に解消できていません。そこで、2009年度から衣替えをして新たに発足したアグリライフ事業は、安心安全な暮らしのために、人々の食生活と農業生産とを結びつけ直す試みを提案しています。
 今回の京都研究会は、例年以上に意欲的なテーマ「いま求められる食と医療とIT」
に沿って開催されることになります。しかし本当に価値があるのは、京都研究会が、実際に研究会の場に集う多くの方々との対話と相互刺激、そしてそこで生まれる新たな展望と共感によって、これまで数々の社会貢献を果たしてきたという点にあります。ぜひとも、多くの方々のご参加を得て、「安心安全なまちづくり」の新たな次のステップを、皆さんとともに創造して行きたいと思います。

SCCJ代表理事 新川 達郎


日時

2010年2月19日(金) 13:00〜

進行 受付開始:12:00

第1部 研究会 ※本研究会の現時点における下記の演者は、変更の可能性がありますことをご了承下さい。
13:00〜13:15 開会あいさつ:新川 達郎(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
13:15〜13:30 ここちネットの発展的改称 アグリライフとは?

●講演:隅岡 敦史(アグリライフ事業統括責任者)

 SCCJのプロジェクト・ここちネットの理念「障害の有無や、性別、年齢にかかわらず自律性、 自発性、創造力を発揮できる安心・安全な社会モデル作り」はそのままに、発展的改称をしたプ ロジェクト「安心・安全な食と農のある暮らしの根ざす地域社会作り・産業モデル作り」をおこ なうアグリライフをご案内します。
13:30〜14:45 「食」の安心安全を考えるパネルディスカッション
 「食」の根源である「農」がもたらす一人一人の生きがいや楽しさ。「農」に集う若者達が変え 始めた「食」の現場。そして福祉の現場での花や野菜、庭づくりで見えてきた「食」で結びつく 人と人。各方面で活躍する3名をお招きし、「食」が安心、安全であることの最も根底にある意 味をお届けします。

●パネリスト
・塩見 直紀氏 (半農半X研究所 代表 / NPO法人 里山ねっと・あやべ)
・山内 美陽子氏 (谷町空庭 代表)
・寺田 裕美子氏 (笑福庭 代表 アメリカ園芸療法協会認定園芸療法士)

●座長:隅岡 敦史(NPO法人SCCJアグリライフ事業統括責任者)

14:45〜15:00 休憩
15:00〜15:15

第5回未来のお医者さん・看護師 さん作文コンクール』最優秀賞表彰式

15:15〜16:15 ここまで来た!「ポケットカルテの新機能」

●講演:北岡 有喜(京都医療センター医療情報部長/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問)

 どこカル.ネットが2008年10月から運用する登録無料の個人向けの電子カルテ管理サービス「ポケットカルテ」は、お手持ちの携帯電話やパソコンで管理することができ、既に1万ユーザ を突破。特定健診結果や紹介状の管理のほか、お薬手帳機能も備えています。今回、より日々の健康管理に役立つ新たな機能をご案内します!
16:15〜16:55 会場参加者・演者を交えた総合討論会
『いま求められる食と医療とIT』

●コーディネータ:北岡 有喜(京都医療センター医療情報部長/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問)

16:55〜17:00 閉会挨拶:竹原 司 (ナレッジオートメーション株式会社代表取締役/NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター副代表理事)
17:00〜19:00 第2部 演者を交えた分科会(懇親会) 会場:2F「ルヴェ ソン ヴェール 岡崎」

会場 ※当研究会の問い合わせに関しては、会場ではなくSCCJ事務局(電話:075-645-7484)へご連絡ください。
場所:京都市国際交流会館 イベントホール、2F「ルヴェ ソン ヴェール 岡崎
住所:京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1
電話:075-752-3010

参加費

 
参加種別
一般
SCCJ会員(みあこ・どこカル.ネット・アグリライフ 企業・団体会員/個人・学生・ベテラン会員)
第1部研究会のみ参加(13:00〜17:00)
1,000円
無料
第1部研究会、懇親会(17:00〜19:00)すべて参加
5,000円
4,000円

※単位:円(税込み表示)

参加人数

定員220名

主催

特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)

後援

京都府、京都市、京都新聞社、ITコンソーシアム京都


● 主催団体について

特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)

1999年1月17日設立。コミュニティの情報化推進による、21世紀の人材育成、社会性のあるビジネスインキュベーション、緩やかな雇用の創出により循環型コミュニティの構築を行い、物心ともに健全で豊かな社会の形成を目指しています。


●お問い合わせ

京都研究会に関するお問い合わせ、また当日の取材に関するお問い合わせ。
SCCJ(隅岡 敦史) TEL:075-645-7484, FAX:075-645-7488  info@sccj.com

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